カトキチ丹念仕込み本場さぬきうどん

カトキチ丹念仕込み本場さぬきうどんは、味に関する3つの評価で満点を獲得し、文句なしの第1位を飾りました。冷凍食品とは思えない完成度で、専門家すら唸らせた実力派です。

このうどんを支えるのは、テーブルマークが長年研究を続けてきた“職人技製法”。手打ち職人が行う複雑な動きを機械で再現するために、従来の麺機とは全く異なるアプローチが採用されています。本来、製麺機は縦と横の2方向にしか生地を伸ばせませんが、丹念仕込み専用に開発されたニューマシンは、まるで人の手のように多方向へ柔軟に伸ばすことが可能。これによって、麺の内部に均一な力が加わり、自然なコシと伸びが生まれるのです。画期的な技術ですね。

その結果として誕生した麺は、もっちりとした弾力と、噛んだ瞬間に跳ね返るような弾性を絶妙なバランスで両立しています。太い麺でありながらスッと口に入る軽やかさも魅力。プロのうどん職人たちが「香り」「味」「食感」すべてが高水準にまとまっていると評価したのも納得です。小麦本来の旨みが際立ち、口の中で踊るように広がっていきます。

試食者から寄せられたコメントも興味深く、「小麦の風味が濃い」「麺が生きているよう」「硬さと柔らかさの調和が見事」といった声が続きます。温めたときにさらに増すもちもち感や、表面の瑞々しさも高評価のポイント。太さがあっても硬くならず、ぐいっと伸びる跳ね返りが心地よいという感想も印象的です。

総じて、丹念仕込み本場さぬきうどんは“職人が目指す味わいを家庭で楽しめる逸品”と言えるでしょう。冷凍庫に常備しておきたくなるほどの完成度で、食べるたびに新たな魅力を見つけられるうどんです。

■調査項目別得点
　

カトキチさぬきうどん

第2位に選ばれたのは「テーブルマーク カトキチ さぬきうどん5食」。冷凍うどんカテゴリーで10年連続売上トップという実績を持つロングセラーで、今回の評価でも全項目で9点以上という高得点を叩き出しました。まさに風格すら感じる存在ですね。

テーブルマークは1956年に香川県で創業し、当初は海産物の加工を中心に事業を展開していました。そこから食品業としての幅を広げ、1974年に冷凍讃岐うどんを発売。カトキチさぬきうどんはその中核を担う商品として、長年ブランドを支えてきました。発売から50周年を迎えた昨年、ついに世界累計6億食を突破。冷凍麺としては異例の快挙であり、ギネス世界記録にも認定されるほどの人気ぶりです。

特に話題となったのが「冷やしうどん部門」での1位獲得。食べた人たちからは「つるつるで別物みたい」「無意識のうちに喉へ吸い込まれていく」といった声が続出しました。この圧倒的な滑らかさの秘密は、大釜を使ったゆで工程にあります。切り出された麺を大きな釜の中で踊らせるように茹でることで、表面が均一に整い、つるりとした口当たりに仕上がるのです。喉ごしの良さも、この工程が生み出している魅力の一つといえるでしょう。

さらに、ただ滑らかなだけではなく、噛むとしっかり感じられるコシも健在。歯が入り込んだ瞬間に小麦の香りと甘さがふわっと広がり、満足感の高い味わいが楽しめます。冷凍うどんの定番として長く愛されてきた理由がここにありますね。

試食した人たちからは、「上質さが際立つ」「ツルッとした入り方が唯一無二」「温でも冷でも味がぶれない」など、称賛のコメントが相次ぎました。つるみ、コシ、香りという三拍子がそろった仕上がりは、まさに王道の一品。家庭の食卓に常備しておきたくなる安心感とクオリティの高さが魅力です。

■調査項目別得点
　

手延べ勝りうどん

第3位に選ばれたのは「シマダヤ 冷凍『手延べ勝り』うどん3食」。冷やしうどんでは9点、温かい出汁との組み合わせでは満点の10点という高評価を得て、実力の高さを示しました。特に温うどんとの相性は群を抜いており、今回の12商品の中でも唯一無二の存在感を放っていますね。

この商品の最大の特徴は、なんといっても“麺の形状”。麺の両端が三味線のバチのように広がる「バチ」と呼ばれる部分を再現している点です。本来、手延べうどん特有のもので、職人が力を加えて生地をのばす過程で生まれる形状。シマダヤはこの手延べの技法を機械で忠実に表現するため、独自の設備を開発し、伝統の証ともいえるバチを再現することに成功しました。技術の粋を感じるポイントです。

この“バチ”がもたらすのは、単なる見た目の個性ではありません。広がった部分がつゆをしっかりと持ち上げることで、ひと口目から風味がより鮮明に届きます。さらに、あえて均一ではない麺のゆらぎが、口に入れた瞬間、本能的な「おいしい」という感覚を刺激するのだとか。均整の取れた麺では生まれにくい、自然のリズムを感じられる食感です。

そのうえで、麺そのもののクオリティも非常に高く、しなやかさと強めのコシが見事に共存しています。温かいつゆを吸い込んだときの艶や、噛んだ瞬間に伝わるムギュッとした反発感は、家庭で味わう冷凍うどんの域を超えているといえるでしょう。小麦そのものの香りがつゆと一体になり、どんどん箸が進む仕上がりです。

試食者のコメントには「つゆとの馴染みが抜群」「手延べの魅力をしっかり再現している」「この麺でしかできない仕事」といった称賛が並びました。伝統の良さを現代の技術で再現し、冷凍食品でありながら職人のぬくもりを感じさせる一杯。シマダヤならではの工夫が詰まった、特別な存在といえるうどんです。

■調査項目別得点
　

くらしモア 国産小麦さぬきうどん

第4位にランクインしたのは、日本流通産業が手がける「くらしモア 国産小麦さぬきうどん」です。大阪市に本社を構える同社は、ライフや平和堂、オークワなど多くのスーパーで目にする“くらしモア”ブランドを展開しており、日常に寄り添った商品づくりで知られていますね。

このうどんの特筆すべき点は、コストパフォーマンスの高さ。なんと100gあたり約30円という驚きの価格を実現しています。背景には、全国のスーパーや小売店と連携して原料を共同仕入れするという工夫があり、その仕組みがコスト削減につながっています。こうした企業努力が、家計にやさしい価格帯を支えているのです。まさに企業の底力。

しかし、この商品の魅力は安さだけではありません。国産小麦と国産塩を使用し、特にさぬきうどんに合うように小麦をブレンドしているため、風味がしっかり感じられる点がプロにも高く評価されています。噛んだ瞬間に広がる小麦の香りと、穏やかな甘みは国産ならではの品質。電子レンジや鍋で温めるだけで、手軽に本格的な味わいが楽しめるのも嬉しいところです。手軽さも強みですね。

試食した人々からは「1kg入りで食べ盛りの子どもがいても安心」「小麦の旨みがしっかり」「作り手のこだわりを感じる」といった声が多く寄せられており、日常使いのうどんとしての満足度が非常に高いことが伺えます。コシがありながらも歯がすっと入り、食べやすさも兼ね備えた麺の仕上がりは、家庭での食卓にぴったり。

手頃な価格でありながら、国産素材の良さをしっかり味わえる「くらしモア 国産小麦さぬきうどん」。コスパに優れ、安心して食べられる品質を両立した、毎日のごはんに寄り添ってくれる頼もしい存在です。

■調査項目別得点
　

冷凍 シマダヤの稲庭風うどん

第5位に選ばれたのは、シマダヤが手がける冷凍「稲庭風うどん」。家庭で手軽に味わえるのに、満足度の高い一杯として支持を集めました。特にコストパフォーマンスの良さと、冷たい状態で食べたときの風味が好評で、ランキング上位に名を連ねた理由といえるでしょう。

このうどんは秋田県の名品として知られる「稲庭うどん」の魅力をお手本にしつつ、シマダヤ独自のひし形切刃を活用して仕上げられています。麺の断面に工夫を施すことで、稲庭うどんならではの“するり”とした口当たりと、しっかりとしたコシが自然に生まれるよう設計されているのですね。

さらに、小麦粉にも妥協がありません。北海道産小麦を原料に採用することで、ほどよい噛みごたえと滑らかなのどごしを同時に実現。冷やしうどんにしたときの清涼感が引き立ち、食卓を軽やかに彩ってくれます。小麦そのものの香りが心地よく広がるため、食べている間にふわっと風味が立ち上がるのも魅力。

また、調理面でも使い勝手が抜群です。凍った状態でもパキッと半分に割れる「ミニダブル」製法を採用しているため、シーンに合わせて量を自在に調整できます。小腹がすいたときのハーフサイズ、しっかり食べたいときの1.5食分など、自由度の高さがうれしいポイントです。

試食した人たちからは「冷たいうどんにちょうどいい」「香りが心地よく広がる」「つやつやした麺が食欲を誘う」といった声が多く寄せられました。のどごしの良さを絶賛するコメントも多く、「この喉越しだけでご飯のお供になる」と評価する人もいたほどです。総じて、夏場にも冬場にも活躍する万能の一杯といえます。

■調査項目別得点
　

コスパ部門:1位 くらしモア さぬきうどん

総合ランキング4位の商品です。

　

麺のコシ部門:1位 武蔵野うどん

第1位に輝いたのは、武蔵野フーズが手がける「武蔵野うどん」。埼玉県に本社を置く同社は、江戸時代から伝わる郷土料理である武蔵野うどんを全国に広めることを目的に商品化しました。地元の伝統を忠実に再現するため、特別に開発された製麺機を用い、麺の太さは一般的なうどんの約1.5倍にまで仕上げられています。これによって、口に入れた瞬間の力強いコシが楽しめる逸品です。

武蔵野うどんの魅力は、極太で存在感のある麺にあります。滑らかさよりも、噛むほどに感じる弾力と歯応えの強さが特徴で、麺を噛むたびに小麦の旨味が口いっぱいに広がります。使用する小麦は埼玉・武蔵野台地で収穫された「さとのそら」。弾力がありもちもちとした食感を生み出すこの小麦を使うことで、噛む楽しみを存分に味わえるのです。

さらに、麺には小麦の外皮も練り込まれており、香ばしさと独特の風味が際立っています。香りが立つことで食欲をそそるうえ、食物繊維も摂れる点は健康志向の方にも嬉しいポイントです。麺そのものの旨味と香りをしっかりと感じられるため、シンプルに茹でるだけでも十分な満足感がありますね。

地元・埼玉では、武蔵野うどんを濃厚なつけダレでいただくのが一般的。まるでつけ麺のように麺をたっぷりタレに絡め、コシの強さと香ばしさを存分に楽しむ食べ方が定番です。家庭で再現する場合も、冷凍でもその力強い食感と香りは損なわれず、本格的な郷土料理の味を手軽に楽しめます。

総じて、武蔵野うどんは「麺のコシ」にこだわった逸品で、太く力強い麺と香ばしい風味、もちもちとした食感が特徴。郷土料理の伝統を感じながら、家庭でも本格的な武蔵野うどんを味わえる一品ですね。

　

そのままの味部門:1位 カトキチ丹念仕込み本場さぬきうどん

総合ランキング1位の商品です。

　

冷やしうどんの味部門:1位 カトキチさぬきうどん

総合ランキング第2位の商品です。

　

温かいうどんの味部門:1位 手延べ勝りうどん

総合ランキング第3位の商品です。